「メディア・アーツ都市は何をめざすのか?」フォーラム開催

2014年3月16日(日)に、ユネスコ(*1)創造都市加盟記念フォーラム「メディア・アーツ都市は何をめざすのか?」が開催されます。このフォーラムの第3部「メディア・アーツ都市の課題と展望」に弊社代表・伊藤博之が参加致します。

札幌市は、2013年11月11日(木)、世界41都市で構成される「ユネスコ創造都市ネットワーク(*2)」 の一員となりました。「メディア・アーツ都市」としての加盟です。この加盟に向け、弊社も幹事会の一員として活動しておりました。

「メディア・アーツ都市」とは、都市そのものをメディア(媒介)としてとらえ、地域産業や国際観光交流の促進に貢献する、新たなメディア技術を用いた文化芸術表現や、市民の自発的な表現活動とその経済活動の促進をめざしている都市のことです。現在同分野で加盟しているのは、リヨン市(フランス)、アンギャン=レ=バン市(フランス)、札幌市の3都市です。

今回は、このユネスコ創造都市への加盟を記念したフォーラムとなっており、全3部から構成されています。フォーラムには、札幌と同時にユネスコ創造都市に指名された、パリ近郊の都市・アンギャン=レ=バン市のキーパーソンが参加。札幌からは創造都市・国際芸術祭担当者、そして弊社代表を含むメディア・アーツやクリエイティブ産業の専門家が参加致します。

「都市とメディア・アーツ」をテーマとし、両都市の取り組みを通じて、アジア初の「メディア・アーツ都市」としての札幌の展望を内外に発信するフォーラムとなっております。

【フォーラム概要】

フォーラム名:ユネスコ創造都市加盟記念フォーラム「メディア・アーツ都市は何をめざすのか?」

開催日:2014年3月16日(日)

時間:開場 14:30 / 開始 15:00 ~ 終了 18:00

場所:北翔大学北方圏学術情報センター1F(ポルトホール)

    北海道札幌市中央区南1条西22丁目1−1 http://goo.gl/maps/mh7t1

主催:札幌メディア・アーツ・ラボ(SMAL) 、北翔大学アートと生活をつなぐ創造的活動拠点づくり研究プロジェクト

共催:創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会

後援:札幌市、ユネスコ創造都市ネットワーク

入場料:無料

参加登録:右記のメールアドレス宛にお申し込みください(.img ) ※締め切り3月13日(木)

■第1部:創造都市とメディア・アーツ

基調講演

テーマ:アンギャン=レ=バン市とメディア・アーツ―デジタル・アートはいかに公共空間を変容させるか?(30分)

講演者:ドミニク・ロラン氏(アンギャン=レ=バン・アートセンター、ディレクター、デジタルアート・フェスティヴァル“Bains Numériques”芸術監督、アンギャン・レ・バン市 市政局次長兼文化局長)

■第2部:プレゼンテーション

テーマ「アンギャン=レ=バン市と札幌市、両市におけるメディア・アーツへの取り組み」

 ◯1:アンギャン=レ=バン市における創造都市の取り組み(10分)

  講演者:マリー・ルサージュ氏(アンギャン=レ=バン・アートセンター欧州・国際パートナーシップ文化コーディネーター、同市のユネスコ創造都市国際交流担当)

 ◯2:創造都市さっぽろの歩み(10分)

  講演者:酒井裕司氏(札幌市創造都市さっぽろ担当部長)

 ◯3:札幌国際芸術祭とメディア・アート(10分)

  講演者:小田垣克彦氏(札幌国際芸術祭2014事務局長)

■第3部:ラウンドテーブル

テーマ:メディア・アーツ都市の課題と展望(100分)

<議論の焦点>

 ◯都市のメディア化をめぐる可能性

 ◯デジタルストーリーテリングの時代―情報発信者としての市民

 ◯将来の展望:都市空間におけるメディア・アーツの役割

 ◯創造都市間の交流とクリエイティブ産業の振興

<参加者>

 ・伊藤博之(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役)

 ・深津修一氏(株式会社プリズム代表取締役)

 ・ドミニク・ロラン氏(アンギャン=レ=バン市、アートセンター・ディレクター)

 ・マリー・ルサージュ氏(アンギャン=レ=バン市アートセンター創造都市交流担当)

 ・酒井裕司氏(札幌市創造都市さっぽろ担当部長)

 ・小田垣克彦氏(札幌市札幌国際芸術祭2014事務局長)

<モデレーター>

 ・武邑光裕氏(札幌メディア・アーツ・ラボ所長)

※フォーラムは、フランス語=日本語の同時通訳付き。

(*1)ユネスコ=国際連合教育科学文化機関。 (*2)ユネスコ創造都市ネットワーク=創造的・文化的な産業の育成と強化によって活性化を目指している都市同士が、国際的な連携・相互交流を行うことを支援する枠組み。ユネスコが2004年に創設したもので、2013年11月現在で申請を受け付けている分野は、「文学」「映画」「音楽」「クラフト&フォークアート」「デザイン」「メディア・アーツ」「ガストロノミー」の7分野。